一般によく売られているパターマットはカップの手前から急なスロープになっている形状が一般的です。
そのため、カップまでの距離感よりもかなり強めにパターを打たねばなりません。
ボールはスロープを駆け上がるような転がり方をして、カップインします。
また、そのサイズは、幅20〜30cm、長さ2mぐらいのものがほとんどです。中にはもっと長いタイプもありますが、かなり高価なものが多いと思います。
私は上記の「スロープ」「サイズ」に疑問を持ちました。
市販品のカップ手前のスロープは、何のためにあるのでしょうか。
スロープは、マット面を底上げし、カップ穴に深さを与えるために設けられています。
もう少し分かりやすく言うと、カップインした時の「カランコロン!」という小気味良い感触を出すためだと思います。
また、カップインした後、ボールが排出口を通ってリターンして来る機能を持たせるためでもあります。
しかし、考えてみてください。
実際のグリーンには、急なスロープは存在しません。
練習マットに急なスロープがあると、目測の距離感とは異なる強いタッチで打球する必要があり、方向性はともかく、パッティングで最も大事な「距離感」が習得できないのです。
したがって、私は、パター練習マットは、床面にフラットなマットが最も有効であると思います。
シンプルが、一番。そう思います。